No25481-4 | 北野スミ櫓砦 | (きたのすみやぐらとりで) |
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北西端の長土橋 | 中央郭から北西方向(手前は堀切) |
◆ 城郭の概要 |
別 名 : |
所在地 : 東浅井郡浅井町北野 |
築城年 : 戦国期 |
形 式 : 山城(標高258m) |
遺 構 : 郭、堀切、竪堀、犬走り、長土橋 |
訪城日 : 平成22年4月25日 |
◆ 歴 史 | ![]() 中央郭堀切の竪堀 |
詳細は不明であるが、小谷城の東の平野部に点在する田根城、瓜生館、北野舘、竜安寺城、木尾城、大依山城などを小谷城からは、北野スミ櫓砦が位置する尾根が遮って眺望できない。この様な地形から北野スミ櫓砦を小谷城の東南の構え(支城)でないかとされる。 |
◆ 構造と感想 |
集落の西に小谷山大嶽から伸びる枝状尾根が張り出している。この尾根南端の2つのピークに北野砦があり、その北鞍部に鋭く深い堀切が設けられている。 堀切の北西尾根上に等間隔に3つの郭が構えられ、北西端のピークでY字に尾根が分岐し、分岐部のピークに堀切で区画された2つの郭がある。その西が一段の段郭、次にピークがあり3段の段郭が続き、その先は長大な長土橋になっている。更に尾根筋を辿れば月所丸に至る。 また、分岐の北東下り尾根にも3つの郭が構えられている。 小谷城の月所丸から東に伸びる尾根が北東と南東に分岐し、南東尾根上のピークに北野スミ櫓砦が築かれており、その位置から小谷城の構えとの説には、十分な説得力があるように思える。 |
◆ 道 案 内 |
県道37号線の長浜IC口交差点を西に330m程行った山階町東交差点を右折し、北に県道510号線を道なりに5.2km程行き、右手の鞄本ウッドを越えたT字路で右折すると県道265号線に入る。東に900m程進むと国道365号の田川交差点に出る。 田川交差点を直進し、東に190m程行き左にカーブ、次に北に220m程行き右にカーブ、東に90m程行き左にカーブ、そして北に200m程行き右にカーブ、東に310m程行って左折する。北に道なりに490m程行ったY字路(瓜生集落入口)を右手に進む。Y字路から190m程先にまたY字路があり、そこを左手の県道277号線に入り520m程行った左手に「五先賢の舘」がある。そこに駐車し、駐車場の北西の尾根先から灌木を掻き分けて尾根筋を登って行く。南から2つのピークが北野砦で、北のピークを下ると鞍部に至り、鋭い深い堀切がある。 堀切を越えて北西の尾根筋を400m程登って行った所が北野スミ櫓砦の中心部である。 その日は、北野砦とともに訪れたため、尾根筋を縦走したが、集落の北端から堀切に登る道があるようである。 |
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