No25481-7 竜安寺城 (りゅうあんじじょう)       

集落の入口付近 八幡神社の削平地

城郭の概要
別  名 :
所在地 : 東浅井郡浅井町竜安寺
築城年 : 戦国期
形  式 : 平城(居舘)
遺  構 : 削平地、空堀、土塁(堤)、
訪城日 : 平成22年5月3日

歴   史

詳細は不明ながら、姓名は不詳の土豪が居住したという記録が残る。
また、地元には、姉川合戦の際に浅井方であった関谷八郎左衛門が逃れ住み、難を逃れるため、名字から「関」の字をはずし「谷」と名乗り、帰農したとする伝承が残っているようである。


構造と感想
馬蹄形の谷奥に三段の削平地、東側に空堀、その先に外構えの土塁(池の堤)が設けられている。三段目は1m程の切岸で、横矢掛り状に折れ曲がっている。三段目中央付近に二段目がU字形に張出し、虎口を形成している。
また、集落東の舌状尾根の西麓に八幡神社があり、一帯に三段の削平地が見られる。神社背後の尾根上にも削平地が存在し、黒田舘の山城とされている。
集落は無住で廃墟と化しており、草木が繁茂し近寄りがたい状態であった。神社は手入れされており、梯郭状の三段の削平地を見ることができる。

道 案 内
県道37号線の長浜IC口交差点を西に330m程行った山階町東交差点を右折し、北に県道510号線を道なりに5.2km程行き、右手の鞄本ウッドを越えたT字路で右折すると県道265号線に入る。東に900m程進むと国道365号の田川交差点に出る。
田川交差点を直進し、東に190m程行き左にカーブ、次に北に220m程行き右にカーブ、東に90m程行き左にカーブ、そして北に200m程行き右にカーブ、東に310m程行って左折する。北に道なりに490m程行ったY字路(瓜生集落入口)を右手に進む。Y字路から190m程先にまたY字路があり、そこを左手の県道277号線に入り800m程行った左手に北野公会堂がある。そこで右折し東に470m程(中程にクランク状交差点あり)行くと竜安寺集落入口の明正池に至る。

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