No25482-3 宮部城 (みやべじょう)       

宮部神社 堀跡の木戸川

城郭の概要
城址碑
別  名 :
所在地 : 東浅井郡虎姫町宮部
築城年 : 戦国期
形  式 : 平城
遺  構 : なし                           
訪城日 : 平成22年4月25日                  

歴   史
秀吉の臣・宮部継潤を輩出した宮部氏の城館跡である。
宮部継潤は、天文9年(1540)9歳の時、比叡山に上り西堂の行栄坊で修行、剃髪して継潤と称した。その後、20歳になって宮部に帰り、湯次神社の社僧善浄坊清潤の養子となり跡を継いだと云われる。やがて、湯次神社の近くに鎮座する宮部神社を修築して城塞化、土豪として自立した。そして、江北の戦国大名浅井長政に仕えた。
元亀2年(1571)横山城の木下藤吉郎に勧められて織田方に転じ3千石を領し、以後宮部城は天正元年(1573)8月の小谷城落城に至るまで、織田軍の重要拠点となり、宮部から虎御前山には軍道が開かれたと伝えられる。
継潤はその後も秀吉の与力として中国遠征などに同行し、天正9年(1581)因幡鳥取城攻めでの戦功により鳥取城代となり、宮部城は廃城となった。

構造と感想
城址碑があるのみで、遺構は全く残っていない。

道 案 内
県道37号線の長浜IC口交差点を西に330m程行った山階町東交差点で右折し、北に県道510号線を道なりに3km程行くと宮部集落に至る。左手の西側に宮部神社があり、そこが宮部城跡とされる。(そこから340m程先が宮部交差点である。)

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