No25461-07 柏原御殿 (かしわばらごてん)       

説明板と井戸跡 古絵図

城郭の概要
城址碑
別  名 :
所在地 : 坂田郡山東町柏原
築城年 : 江戸期
形  式 : 平城(御殿) 
遺  構 : 井戸、堀              
訪城日 : 平成22年2月28日        

歴   史
天正16年(1588)に徳川家康が上洛した際、柏原では西村家に休息し、以後中仙道通過の際の慣例となったが、通過が頻繁になったため、元和9年(1623)2代将軍秀忠が休泊所として殿舎を造営し、御殿番を置いて守備した。その後、幕府の勢力伸張とともに将軍上洛は減少し、3代将軍家光の上洛以降は将軍の上洛が無くなり、元禄2年(1689)に御殿は廃止された。存続した65年間に14回の使用記録が残っている。
近江(滋賀県)には、柏原御殿の他に永原御殿(野洲町)、水口御殿(水口町)が設けられ「近江三御殿」と称され、これに加えて休息所として伊庭御殿(能登川町)がある。柏原の勝専寺の門は、御殿からの移築門と伝えられる。

構造と感想
大字柏原小字御茶屋にあり、現在は古井戸が残され、堀跡が溝・暗渠となり、敷地の一部が公園として整備されている。他は住宅が建てられている。
元禄4年(1691)の記録では、総敷地1町9畝余、御守殿跡1畝8分としている。

道 案 内
国道21号米原IC口交差点を東・大垣方面に7.5lm程行った津島神社前交差点(徳源院への道路案内板あり)を左折し、北に220m程行った交差点の左の北側が御殿跡である。御殿が面する東西の通が中仙道である。

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