桜城  No20361−03 (さくらじょう)       

主郭の南西方向 背後の三重堀切

城郭の概要                  
別  名 : 桜井城、湯沢城
所在地 : 諏訪郡下諏訪町小湯の上
築城年 :
形  式 : 山城
遺  構 : 土塁、堀切、竪堀、
訪城日 : 平成30年10月28日

歴   史
築城年代は定かではないが金刺氏によって築かれたと云われ、霞ヶ城に対する本城と思われ、さらに詰城である山吹城がある。詳しくは、山吹大城大熊城を参照。

構造と感想
桜城は、諏訪大社下社秋宮北側の山陵から南西に張り出した支尾根先端 標高874m、比高80mに築かれている。現在、城跡には展望台やベンチが設置され、眼下に諏訪湖と周囲に広がる町並みを一望できる。
構造は、主郭の背後北東側に三重堀切、30m程離れてもう一条 堀切を設けて尾根続きを遮断している。この堀切間は搦手郭とし、両斜面には数段の段郭を設けている。三重堀切から背後は笹に覆われており、辛うじて遺構の輪郭を確認できる程度である。
主郭の南西下に二の郭、これらを取り巻くようにU字状に数段の帯郭が設けられている。
主郭から下方は手入れがなされているが、改変の手も入っているように思われるが、眼下に諏訪湖や下諏訪町の町並みを一望できる眺望の素晴らしい城跡である。

道 案 内
国道142号を東進してくると諏訪大社下社秋宮前に至る。そこで左折し200m程進むと右手に「遊泉ハウス児湯」がある。そこで右折して道なりに180m程山手に向って登って行くと右手に集会所があり、道が直角に右に曲るが、真直ぐ奥に入る小道がある。徒歩で小道に入り、左に折れて山に登って行くと15分程で城跡に至る。(集会所の駐車場を利用させていただいた。)
なお、国道からの右折を1本手前で右折し、道なりに進むと終点に駐車場があり、そこから背後の堀切を登り城跡に入るルートもあるようだ。

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背後堀切からの竪堀              搦手郭背後の土塁

 
二の郭の北西方向              二段目の帯郭


諏訪大社上社方面を望む