No25461−08 大野木氏館 (おおのぎしやかた)       

城址碑 神社後方の残存土塁

城郭の概要                  
別  名 :
所在地 : 山東町大野木
築城年 : 建久9年(1198)
形  式 : 平城(居館)
遺  構 : 土塁
訪城日 : 平成23年12月3日

歴   史
大野木氏は、佐々木源氏の支流で、代々佐々木氏あるいは浅井氏に仕え、元亀元年(1570)の姉川合戦の際には、大野木土佐守茂俊が横山城の守将を務めており、浅井氏の重臣であった。また、大野木集落の東方の大峰山に存する大峰砦は、大野木土佐守が守備した城と云われる。
なお、浅井氏の時代に長浜市東上坂の地(大野木土佐守屋敷)に移り住んだとされる。

構造と感想
大野木集落の南を通る新幹線の沿いの南側に小祠と城址碑があり、屋敷跡とされる。新幹線建設までは、古い庭園や池等の屋敷構えがあったそうだ。また、大野木集落の入口にある八相宮あたりも居館であったとされ、裏手に土塁と空堀らしきものが残っている。
なお、小谷城内にも土佐屋敷と称され、石垣遺構が残る屋敷跡がある。

道 案 内
国道21号の米原IC口交差点から東・大垣方面に8km程行った柏原交差点で左折し、県道551号線に入る。北に2.0km程行った新幹線手前の交差点(バス停あり)で農道に左折する。西に190m程の田んぼの中の十字路を右折し、新幹線まで行き、手前で左折、西に少し行くと左手側に小祠と城址碑が建っている。
八相宮は、県道551号線の新幹線手前の交差点(バス停あり)を直進し、新幹線を越え、さらに160m程北進した左手の公民館の西隣りにある。

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