新発見の城として紹介された本城は、敏満寺城の東方に聳える青龍山の東側中腹にある斎場「紫雲苑」の南背後の尾根上に位置している。
縄張りは、尾崎が一の郭、堀切を挟み西が二の郭である。二の郭の背後は尾根続きとなっている。全長は東西約165mで、一の郭が東西約73m×南北35~6m、その中心にある櫓台は約6m四方の広さを持ち、南東角からは東に13mの低土塁が伸びている。各段郭の切岸は50m程度しかなく非常に薄い不明瞭な遺構である。二の郭は、東西約17m、南北約27mで南側に土塁を伴っている。
しかし、新発見の城郭遺構とのことであり、尾根上の幅は狭く、段郭も急な斜面に築かれ余りにも狭小であり、砦として機能したのか甚だ疑問であり、城郭遺構なのか今後の調査・研究を待ちたい。