No25202-03 | 丸山城 | (まるやまじょう) |
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西に佐和山城を望む | 主郭の虎口 |
◆ 城郭の概要 |
別 名 : 丹羽砦 |
所在地 : 彦根市小野町 |
築城年 : 元亀元年(1570) |
形 式 : 山城(標高180m) |
遺 構 : 土塁、堀切、土橋、竪堀、 |
訪城日 : 平成22年3月20日 |
◆ 歴 史 | ![]() 主郭の櫓台 |
信長公記の「あね川合戦の事」の条に「佐和山の城、磯野丹波守楯籠り、相拘へ候へき。直ちに信長公(元亀元年(1570))七月朔日、佐和山へ御馬を寄せられ、取り詰め、鹿垣結はせられ、東百々屋敷御取出仰せつけらる。丹羽五郎左衛門置かれ、北の山に市橋九郎右衛門、南の山に水野下野、西彦根山に河尻与兵衛、四方より取り詰めさせ、諸口の通行をとめ、同七月六日、御馬廻ばかり召し列れられ、御上洛。」と記されている。 この東の取出が、丸山城とされている。 |
◆ 構造と感想 |
南北に曲輪を連ねて、その頂部が主郭で北寄りに凸型の台状地があり、櫓があったと考えられている。台状地の北側は緩い傾斜を伴っており、北端部は段差も小さく、切岸も不明瞭で堀切などの防御施設は設けられていない。主郭の南側は、3段の小さな削平地があり、上段には馬蹄形の土塁が付されており、南西隅に虎口が開いている。下段の切岸は急峻で段差も大きい。下段南端部の西側には、竪堀も1条認められる。しかし、城の全体的な造りは応急的であり、付城の域であると云える。 この城の西方には、当然のことではあるが間近に佐和山城を望むことができる。 |
◆ 道 案 内 | ![]() |
名神彦根ICを出た国道306号の原町交差点を西に750m程行った外町交差点で右折する。国道8号に入り1.4km程北に進み佐和山トンネルを出て直ぐのY字路を右斜めの県道239号線に入る。県道239号線を東に820m程進むと中山道に突き当たり、そのT字路を左折し北に70m程行き右折する。そこから150m程先が名神高速のガードで、その手前にある側道へ右折し、250m程南に行くと左手に名神高速をくぐる「彦根25」のトンネルがある。このトンネルをくぐり奧の山裾に建つ「百々氏の骨塔(写真)」の左背後から高圧線メンテナンス用の道を登ること10分程で城跡に至る。 |
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