大井田城  No24323−01 (おおいだじょう)       

城址碑 主郭の空堀

城郭の概要                  
別  名 :
所在地 : いなべ市大安町大井田字小谷口
築城年 :
形  式 : 平山城
遺  構 : 土塁、空堀、井戸
訪城日 : 平成25年2月23日

歴   史
栗田左衛門佐の居城と云われる(員弁雑志)が、また、印入道道信とも云われ(桑名志)定かでない。
加えて築城や廃城の年代、事歴なども不明である。
文明5年(1473)頃、美濃の斉藤氏が攻め寄せた時、1ヶ月余り防戦につとめたとの記録が残されている。

構造と感想
中央付近の切岸
大井田城は、宇賀川の南岸に沿って東へ伸びた丘陵の先端に築かれている。
東西約380m、南北約240mの範囲に小規模な土塁や堀で区画された多数の居館跡が連担している。西方が丘陵続きとなるため、空堀と土塁で遮断し、その他は急斜面の要害地形である。先端部は中央に西に向かって谷が入り込み二股に分かれ、北側の先端に主郭と思われる広い郭が置かれている。
大井田城も城郭部と家臣屋敷が同一平面上に設けられた形式で、田辺城白瀬城と同じような構造である。
なお、城跡は、主郭以外が手入れされておらず、原野状態であり、また、一部は開発で消失していると思われる。

道 案 内
名神高速道関ヶ原インターを下りて国道365号を南方向に入る。南進して三重県に入って5km程で国道306号との交差点に至る。そこを直進し国道306号に入り8.6km程南進した別名交差点を直進する。再び国道365号となり南にを走り2.6km程行って大久保交差点で員弁バイパスに入る。そこから3.9km程南下し左手にコンビニのあるT字交差点を右折する。西に970m程行くと鉄道踏切を渡り、更に200m程西進すると右手に城址碑がある。その先100m程の所には説明板が建てられている。説明板の所から坂道を上ると主郭である。道路余白に駐車可。

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