山吹小城  No20361−02 (やまぶきこじょう)       

主郭の北東方向 主郭北側の堀切

城郭の概要                  
別  名 : 山吹沢城
所在地 : 諏訪郡下諏訪町下ノ原・東町中
築城年 :
形  式 : 山城
遺  構 : 土塁、堀切、竪堀
訪城日 : 平成30年10月28日

歴   史
山吹大城大熊城を参照。

構造と感想
下諏訪町清掃センター西側の標高947m、比高90mの尾根上に築かれている。
尾根を三条の堀切で区画し、その間に郭が設けられている。北側の区画が主郭で、三段からなり、西下に腰郭を付帯させている。主郭は北から南へ低くなり、下段との段差が少し大きくなっている。北側の背後は堀切で遮断し、上段の北面と中段の西面、そして下段の南面に土塁を設けている。中間の区画が二郭で、南面に土塁を設けている。南側の区画が不整形な三郭で、南と西側下に腰郭が設けられ、東下には横堀状の小さな堀切がある。
城跡は、下草が少なく良く見通せ、削平の甘さが目に付く。
小城は大城の約500m下方にあり、大手筋を防御する役割を担ったと思われる。

道 案 内
諏訪大社下社秋宮前から国道142号を北に950m程行くと右手に慈雲寺がある。慈雲寺の北側を通る道路に右折し180m程行くと道巾が広くなった所に出る。そこから北に道なりに山へと登って行くと水月霊園の脇を通る。そこから400m程登って行くと右側に清掃センターがあり、その反対側の尾根上に小城跡が存する。道路脇に駐車可。
山道に入ると直ぐ尾根筋に出る。道標と説明板が建てられている。下り方向の左手に少し下ると背後の堀切に至る。

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主郭の下段                主郭南側の堀切

 
    二郭                    二郭南側の堀切

 
    三郭                  横堀状の堀切