栗屋勝久館  No18442−03 (あわやかつひさやかた)       

奥が居館跡、手前が奉行所跡 居館前面の石垣

城郭の概要                  
別  名 :
所在地 : 三方郡美浜町佐柿
築城年 : 天文年間(1532〜1555)
形  式 : 平山城 居館
遺  構 : 石垣、土塁、石組溝、
訪城日 : 平成27年4月11日

歴   史
弘治2年(1556)若狭守護武田義統の重臣であった栗屋越中守勝久が国境警備の城として再築したと云われる国吉城の山麓に構えられた居館である。寛永11年(1634)酒井忠勝が12万3500石をもって若狭国主となった後、居館跡に佐柿町奉行所(陣屋)が置かれた。

構造と感想
国吉城の南西側山麓の谷状地形内に階段状に多数の平場が設けられ、前面や側面を石垣で固められた姿を見ることが出来る。平場には石組溝や土塁、礎石などが残されている。
発掘後に埋め戻すことなく出土した遺構を見られるようにしている。これは珍しい状態と云えるが、見学者には嬉しい限りである。

道 案 内
若狭舞鶴自動車道の若狭美浜インターを降りて、最初の若狭美浜IC口交差点で左折して国道27号に入る。国道27号を1.3km程西進すると国吉城トンネルがあり、トンネルを出て670m程進んだ信号交差点(左手に小さな道路案内板がある。)で左折する。曲って直ぐの突き当たりで再び左折し、東に550m程道なりに進むと左手に徳賞寺がある。お寺の手前左手に若狭国吉城資料館の駐車場がある。居館跡は、資料館の左奥の山麓ある。 

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           居館前面の土塁


石組溝跡              上方より