観音寺山城  No28225−02 (かんのんじやまじょう)       

東面裾部の石垣 竪堀

城郭の概要     
 (竹田城を望む)
別  名 :
所在地 : 朝来市和田山町竹田
築城年 : 嘉吉3(1443)
形  式 : 山城
遺  構 : 石垣、堀切、竪堀
訪城日 : 平成21年6月20日

歴   史
観音寺山城は、築城年代や築城者については定かでないが、竹田城の北東方向、鞍部を隔てた観音寺山山頂に位置し、竹田城と同じ積み方の石垣が残存することから、竹田城と一体となった山城で、北から攻めてくる敵兵を見張るための出城であったと考えられ、竹田城と同じ嘉吉3年に太田垣氏が築き、赤松氏によって改修されたと推測される。

構造と感想
頂部に本郭を置き、東側の大きい高低差の切岸、その裾には石垣が残り段郭となる。段郭下方の東端には端部を竪堀で落した土塁を伴う堀切、さらに周囲に大小・長短・連続する竪堀を落している。背後の竹田城側の遮断は行われているように思われない。全体の郭部の規模は小規模で砦程度の城郭であるが、北や東へは厳しく備えている。

道 案 内
竹田城北千畳の北東から尾根を200m程進むと城跡である。

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