岩尾城 No28223−02 | (いわおじょう) |
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天守台と上の段 | 天守台と主郭の南面 |
◆ 城郭の概要 |
別 名 : 和田城、蛇山城 |
所在地 : 丹波市山南町和田 |
築城年 : 永正12〜13年(1515〜16) |
形 式 : 山城 |
遺 構 : 天守台、土塁、石垣、空堀、竪堀、堀切、井戸 |
訪城日 : 平成25年3月22日 |
◆ 歴 史 |
永正12〜13年(1515〜16)和田日向守齋頼(3,750石)によって築かれた。 |
◆ 構造と感想 |
岩尾城は、蛇山の山頂部にコンパクトな石垣造りの織豊系城郭部と、その周囲に広がる土づくりの中世城郭部が併存する城郭史上の貴重な遺構とされている。 和田小学校裏の説明板のある登城口から30分ほど登ると尾根筋に出る。右手へ尾根筋をたどると中世城郭部である南郭、下知殿郭、堀切と続く。堀底を通り山頂部の西斜面に回り込み、竪堀、井戸跡を経て、山頂部の西下に至る。そこからは石垣に沿うように岩だらけの道(石段跡?)を登ると織豊系城郭部である出丸、西の丸、本丸へと通じる。城道は、出丸南東面から西の丸の西面、南面の石垣裾を通り、本丸上の段の石垣にぶつかり右に折れて本丸の内枡形虎口に達している。本丸に入り右手、主郭中央に小規模ではあるが天守台と付櫓が構えられている。主郭は天守台の西側が本丸、北側が上の段、東側が下の段と三段になっており、主郭の南側には二ノ丸を付帯させ、北側は大土塁で北方の土づくりの古城部と区画している。古城部は大きく落ち込み広い長方形の郭と一段下がって土塁囲みの小さな二等辺三角形状の郭があり、その北側を堀切により分断している。 山頂部の斜面にそそり立つ石垣、天守台からの絶景を眺めて大満足した瞬間に、苦労して登って来た疲れを忘れさせてくれる城跡であった。 |
◆ 道 案 内 |
登山口は、和田小学校裏、親縁寺の西、和田交差点付近の稲荷神社からの三ヶ所があるようだ。 |
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![]() 現地の縄張り図 |
![]() 南端の堀切 ![]() 井戸跡 ![]() 古城から主郭を仰ぐ |