No25502-7 赤尾氏舘 (あかおしやかた)       

土塁と横堀 西徳寺

城郭の概要
別  名 :
所在地 : 伊香郡木之本町赤尾
築城年 : 不詳
形  式 : 平城(居舘) 
遺  構 : 土塁、横堀、池
訪城日 : 平成22年5月3日

歴   史
赤尾氏は湖北の土豪で京極氏に仕え、浅井氏が台頭すると浅井氏に仕え、海北氏・雨森氏とともに浅井氏の雨海赤の三傑に数えられている。
赤尾美作守清綱は浅井氏初代の亮政から浅井三代に仕え、小谷山山上の城郭部分に屋敷を構えることを許されていた。
天正元年(1573)の織田信長の小谷城攻めにより浅井長政は城内の赤尾屋敷で自刀し、清綱は捕らえられて切腹したとされている。

構造と感想
舘は後ろに山を背負い、数町に渡る塹壕を繞らし、邸内に赤尾美作の妻が身を投げ浅井氏に殉じた蛇ケ池があったとされ、現在でも舘の東側(西徳寺庫裡の西側)の土塁と横堀、南東部の土塁、さらに山裾に池が残されている。
残存する遺構については、西徳寺のご住職にお教えを頂き、また庫裡から土塁と横堀を見せていただいた。土塁と横堀の写真は、庫裡から撮影させていただいたものである。ご住職のご親切に感謝です。
池の見学は、隣家がお留守でしたので屋敷地内に入れず確認できなかったが、山裾からの湧水があり湿地か池があるように思われた。

道 案 内
国道8号の木之本IC口交差点から西(敦賀方面)に820m程行った大音交差点を左折し、県道44号に入り南(長浜方面)に1.5km程行って右折する。西に410m程行った右手に西徳寺の参拝者駐車場がある。
北西方向にある西徳寺へ徒歩3分で到着する。西徳寺の西側が舘跡である。

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