No25481-2 瓜生砦 (うりゅうとりで)       

南端の郭 鞍部の堀切

城郭の概要
別  名 :
所在地 : 東浅井郡浅井町瓜生
築城年 : 戦国期
形  式 : 山城(標高190m)
遺  構 : 堀切、土橋、竪堀、郭、
訪城日 : 平成22年4月25日

歴   史

浅井三将「海雨赤」の一人に数えられた海北善右衛門の山城(詰城)であるとともに、小谷城の支城と考えられている。


構造と感想
大字瓜生の西の尾根上に4世紀頃に築かれた前方後円墳や前方後方墳、円墳などを利用して砦を設けている。郭が南北に連続し、北の鞍部に堀切と土橋が設けられ、鞍部の南の郭には一部犬走りが取り巻いている。鞍部の北側にも削平地が設けてある。
集落の真西に位置し、集落の方に登り道を尋ねたがないようであり、丁度間伐や倒木の整理が行われた後であったため、その辺りから登れるのではと云われ、裾から直登し尾根上に出て北に尾根筋を辿り砦跡に至った。
砦跡は、古墳の上部を削平した程度で、切岸や堀切も甘く不明瞭で室町後期・戦国初期の砦跡と思われる。

道 案 内
県道37号線の長浜IC口交差点を西に330m程行った山階町東交差点を右折し、北に県道510号線を道なりに5.2km程行き、右手の鞄本ウッドを越えたT字路で右折すると県道265号線に入る。東に900m程進むと国道365号の田川交差点に出る。
田川交差点を直進し、東に190m程行き左にカーブ、次に北に220m程行き右にカーブ、さらに東に90m程行き左にカーブ、そして北に200m程行き右にカーブ、東に310m程行き左折する。北に340m程行き緩い右カーブの所で左折し、西に200m程で山裾に至る。直登で尾根筋に出て北へ進めば砦跡に至る。集落が真東に見える。

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