No25442-04 尼子館 (あまごやかた)       

土塁公園の土塁と堀 殿城池(お園堀)

城郭の概要
別  名 :
所在地 : 甲良町尼子
築城年 : 不詳
形  式 : 平城(居館)
遺  構 : 土塁、堀
訪城日 : 平成22年4月11日 

歴   史
尼子氏の祖は、京極5代の室町幕府重臣で婆娑羅大名として知られた高氏(道誉)の三男で甲良殿と呼ばれた高秀であり、高秀の三男備前守高久が甲良荘尼子に住んで、尼子氏を称したことに始まる。その館は、勝楽寺城の前衛城として築かれたとされる。
備前守高久の長男・詮久が家を継ぎ、高久の二男・持久が明徳3年(1392)に山陰出雲国守護代に任じられ、雲州尼子氏の祖となった。この尼子持久の孫が出雲の戦国大名の尼子経久である。

構造と感想
集落の北東部にある住泉寺の東側に土塁と堀が残っており、現在は尼子土塁公園として整備されている。また、集落の南東部に館の堀跡と云われる小さな池が残り、池の前に説明板が立てられている。これらの遺構が尼子館の一部であるならば、かなりの広さを持つ館であったと想像される。

道 案 内            
名神彦根ICを出た国道306号の原町交差点を東の多賀方面に道なりに2.9km程行った中川原交差点で右折する。県道330号線に入り、南に1.4km程行ったT字路を右折する。県道224号線を西に440m程走った先の土田南交差点で左折し、直ぐ踏切を渡る。県道330号線を南に3km程行くと右手にスーパーや銀行があり、その南東角を右折して150m程先の右手が「高虎公園」で、その南西角を右折する。北50m程先で左折、西に290m程行き左折して南50m程に「土塁公園」がある。

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