No25383−06 雲迎寺 (うんこうじ)       

北側の移設土塁外 西側の土塁内

城郭の概要                  
別  名 :
所在地 : 蒲生郡日野町音羽
築城年 :
形  式 : 城郭寺院
遺  構 : 土塁、堀
訪城日 : 平成22年12月26日

歴   史
浄土宗雲迎寺は、南に聳える宝殿ケ岳山頂に祀られていた神社の別当寺だったと伝えられる。
蒲生氏の支流音羽氏と深い関係を持つことから、音羽城を本城とした蒲生氏との強いつながりを持った寺院と考えられており、境内に南北朝時代の貞和5年(1349)の刻印がある宝篋印塔がある。
更に徳本上人名号碑や鉄火裁判記念碑、千体地蔵などがあり、さつきの開花時期には訪れる人が多い。(現地案内板より)

構造と感想
 山門
音羽城の北約200mに位置し、「さつき寺」の別称で広く知られている。
寺の正面北側は、腰巻石垣上の土塁にサツキや石が配され、築山のようになっている。住職の話では、道路の拡幅で移設、構築し直したとのことである。西側から南側へも土塁が巡っており、特に西側のものが高さも高い。
南側下方の一段下がった日野川との間にも遺構らしきものが残っている。
               

道 案 内
名神高速道八日市インターを下りて国道421号を東の永源寺方面に進み、2.4km程行った国道307号との(御園)交差点を右折し、国道307号に入る。南に9km程行った松尾北交差点を左折する。国道477号に入り東に5.1km程行った十字路(上音羽バス停付近)で右折し、南に道なりに300m程行った左手が雲迎寺である。

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