No25343−09 桜生城 (さくらばさまじょう)       

北西面の水濠 南西面の土塁

城郭の概要                  
別  名 :
所在地 : 野洲郡野洲町小篠原字桜生
築城年 :
形  式 : 館城
遺  構 : 土塁、虎口、空堀、水濠、
訪城日 : 平成22年9月20日

歴   史
「桜生城に澤弾正少弼清光が在城した。」と記されており、澤氏の居館とされているが、詳細については不明である。
なお、当城の死角を補うため桜生出城は築かれたとされ、丘陵の先端にあり、東山道を見下ろす位置である。

構造と感想
桜生城は、単郭方形の館城で郭内は40m×40m程の広さである。周囲は土塁と堀が囲繞し、西側の堀は水堀になっている。また、中程から北東側の土塁は分厚く、高さも 5〜6mあり見応え十分である。北西面の水堀に土橋が架かり門が構えられているが、土塁の折れから北東面に開く虎口が本来の虎口でないかと思われる。
現在も澤氏の子孫が住まいされている中で、見事な遺構が残されていることに感謝である。今後も守り伝えてほしいものである。

道 案 内
 北隅の土塁と堀
名神高速道竜王インターを下りて国道477号を北に4.2km程行った西横関交差点で左折し国道8号線に入る。国道8号を南西に4.9km程行った希望が丘文化公園入口の立体交差を210m程越えると左手にゴルフ練習場とJAプロパンガスセンタ−があり、ゴルフ練習場とJAプロパンガスセンタ−の間の道へ左折する。南に330m程進み銅鐸博物館建物を越えて直ぐを右折する。西に道なりに370m程行った左手、日吉神社の対面が城跡である。
                

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<<<平成27年3月22日に再訪>>>
北東面の土塁と堀 北東面の土塁