No25206−02 山寺城 (やまでらじょう)       

西隅の土塁 東隅の櫓台

城郭の概要                  
別  名 :
所在地 : 草津市山寺町
築城年 :
形  式 : 丘城
遺  構 : 土塁、虎口、櫓台
訪城日 : 平成22年8月8日

歴   史
郭内南西方向
宇野氏によって築かれたとされるが、詳細については不明である。
なお、宇野氏は、佐々木六角氏の旗頭青地氏の家臣であり、承久3年(1221)の承久の乱の際に清和源氏の流れをくむという宇野源太郎守治が戦功をたて、恩賞として鎌倉幕府から関津城を与えられ、子孫が代々関津城城主を務めている。
山寺城は、関津城からは遠く離れており、青地氏に守備を命ぜられたのか? はたまたその支流か?
                   

構造と感想
山寺城は、山寺集落の東端背後の丘陵地先端に築かれている。遺構の周辺は開発が進み、南東には工業団地が建設され、北東背後は帝産湖南交通のバスの車庫となっており、辛うじて山寺城遺跡だけが残された感がある。
遺構へは、集落東端の道路端空き地(資材置き場か?)から北奥の竹薮に向かって入って行く。
縄張は約30m四方の方形で、北西側は土取りで破壊され、南西面の土塁は殆ど失われているが、南東面と北東面の半分程がよく残っている。東隅に巨大な櫓台が、北東面に空堀が、南東面に土塁が残る。

道 案 内
名神高速栗東インターを下りて取付高架道路を国道1号方面に860m程走ると国道1号に下りるランプがあり、左手に下り国道1号に出る。国道1号を南西方向の大津方面に4.3km程行った草津三丁目交差点で左折して県道2号線に入る。県道2号線を道なりに2.4km程行って堤防に出た所のT字路を左折する。北東方向に川沿いを490m程走って右折し橋を渡る。また、川沿いに県道113号線を560m程走るとT字路があり、左折して橋を渡る。橋を渡って北東に工場横を直ぐ390m程行くと「山の神公園」に突き当たる。そこを左折して北西に310m程行った右手側の竹薮が城跡である。

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