No25204−11 | 田中江城 | (たなかえじょう) |
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十林寺町の城跡に建つ薬師堂 | 出城の堀跡 |
◆ 城郭の概要 |
別 名 : |
所在地 : 近江八幡市田中江町 |
築城年 : 文明年間(1459〜86) |
形 式 : 平城 |
遺 構 : 堀跡、 |
訪城日 : 平成22年8月15日 |
◆ 歴 史 |
詳細は定かでないが、文明年間(1459〜86)に上永原城主であった永原氏が同城の支城としてこの城を築いたとされ、永原官六、岡野加賀守が城将を務めている。廃城時期は明確ではないが、六角氏が滅び永原氏が上永原城を去った永禄11年(1568)頃と考えられている。 なお、田中江城の出城近くの「称念寺」はかつて四囲に堀が巡っており、また、平治の乱に敗れた佐々木盛綱を匿ったとの伝承が残り、同寺も城館跡と推測されている。 |
◆ 構造と感想 | ![]() |
田中江城は、琵琶湖と水路で結ばれた田中江港の南西隣に出城を構え、その南東250m付近(薬師堂付近)に本城あり、港を守護するための城郭であったとされる。 現在、本城や田中江港の遺構は何も残っていないが、出城を囲んでいた水堀跡とされる水路や出城南西隣りの称念寺山門前に残る堀跡に城郭の名残を僅かに感じられる程度である。 なお、称念寺の北東隣、出城の北西に鎮座する八幡社(船寄社を合祀)も港の入口に位置し、城館の一部であったと考えられている。 |
◆ 道 案 内 |
名神高速道竜王インターを下りて国道477号を北に4.2km程行った国道8号との西横関交差点をそのまま直進する。その交差点から国道477号を更に道なりに4.4km程行くと十王町交差点でそこを右折する。県道2号線に入ってから北東に940m進むと小さな橋があり、その手前を右折し川沿いを南東に200m程行くと左手が日枝神社で、その北西隣が本城跡である。神社に駐車出来る。 また、出城跡は先程の県道2号線の小さな橋手前を左折し、川沿いを北西に90m程行った十字路の右手斜め前が出城跡である。その先120m弱で称念寺に至る。 |
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