No25202-08 日夏城 (ひなつじょう)       

東よりの遠景 南端の堀切

城郭の概要
別  名 :
所在地 : 彦根市日夏町
築城年 : 不詳
形  式 : 山城(標高172m)
遺  構 : 堀切、土橋、土塁、櫓台、
訪城日 : 平成22年5月9日   

歴   史
詳細な歴史は、不明である。

構造と感想 南ピークの南側土塁
日夏城は、荒神山から派生する北に伸びる尾根上に築かれた山城で、荒神山城の支城と考えられているが、記録等の資料は見つかっていない。
城跡は、南の小さなピークが南半分に土塁を伴う土壇状となっており、物見台らしい。その北に一段下がって80m×20m程の削平地が設けられ、削平地の中間二ヶ所にいびつな形の土塁が設けられ三つの郭に仕切っている。北郭の北側と南郭の西側一部にも土塁が築かれている。仕切り土塁の東端が各郭間の通路となっている。
荒神山は独立丘陵で北は宇曽川が流れ、西は曽根沼内湖に囲まれた要害地形であったが、今は曽根沼内湖は干拓され小さな池になり、南は農地となっている。
尾根筋に山道が通っているが、城跡は表示もなく手入れもされていないので、通り過ぎてしまわないよう注意が必要である。

道 案 内        南郭の北側土塁
名神彦根ICを出た国道306号の原町交差点を西に750m程行った外町交差点で左折する。国道8号に入り7.2km程南に進み安食西交差点で右折し、県道205号線に入る。県道205号線を西に2.3km程進み宇曽川を渡って直ぐを右折し、宇曽川沿いを1.2km程行った右手に荒神山神社に登る林道入口(墓地の手前)がある。林道を1.9km程登ると右手に北方向に伸びる尾根がある所がある。その付近に駐車し、尾根筋を10分程歩くと鞍部から急な登りになる所があり、登り切った所が城跡である。
なお、「唐崎神社」から徒歩で神社裏山を尾根づたいに登るルートもあるが、林道を利用した方が容易である

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