No25201−03 | 妙見山城 | (みょうけんやまじょう) |
![]() |
![]() |
堀切 | 虎口と櫓台 |
◆ 城郭の概要 | ![]() 西の下段 |
別 名 : | |
所在地 : 大津市大石東一丁目 | |
築城年 : | |
形 式 : 山城(標高202m) | |
遺 構 : 土塁、空掘、堀切、 | |
訪城日 : 平成22年8月8日 |
◆ 歴 史 |
妙見山城は、大石良郷が鹿跳山に構えたとされる山城と考えられている。同城は、大石東館と同じ山塊(妙見山)の山頂部に築かれており、大石東館の詰城と見なされているが、詳細についは不明である。 |
◆ 構造と感想 |
浄土寺裏手の墓地から石段で北東上方の大石東館跡へ、館跡からは南斜面を直登すること25分程で山頂の妙見山城に着く。訪れた時期が夏場で蚊がひどく悩まされたが、遺構を目にすると夢中になり一時蚊を忘れることができた。 まず最初に目に入るのは主郭の虎口で南東隅に開き、両脇には土塁が築かれ、右手前には空堀を穿ち、左手前に土塁を置き城道に折れを作り防御を固めており、城内土塁上からの威圧も強力である。主郭は40m×20m程でよく削平され、北東端に土壇があり櫓台と思われる。主郭の北東尾根と西尾根に腰郭を配し連郭式構造とし、北東端は堀切で尾根を断ち切り、西端は横堀を設けて切岸高を大きくしている。また、主郭中央付近の両斜面に竪堀を入れ横移動を押さえている。城道はやはり館のある南尾根に続いていたものと思われる。 |
◆ 道 案 内 |
名神瀬田西ICまたは京滋バイパス瀬田東ICで高速道路を下りて西方向に行き瀬田川沿いの県道29号線(夕照の道)に出る。瀬田川沿いを南の下流方向に走り、京滋バイパスガード下から道なりに2.1km程行った黒津二丁目交差点を右折する。少し先の瀬田川を渡り直ぐの南郷洗堰交差点で左折し国道422号に入る。国道422号を南方向に3.3km程行った鹿跳橋西詰交差点で右折し、東に300m程進むと左手に寺院が見える。それが浄土寺で北側背後の山の山頂が城跡である。 |
◆ | ![]() |
TOPへ | 戻る |