荒城  No20217-05 (あらじょう)       

主郭の土塁 三の郭東方向

城郭の概要                  
別  名 : 荒山城
所在地 : 佐久市大字前山字洞源
築城年 :
形  式 : 平山城
遺  構 : 土塁、
訪城日 : 平成30年4月30日

歴   史

城歴は不明であるが、前山城の支城の一つで、伴野城主・伴野貞祥の祖父、貞祥寺開山節香徳忠の父光利の隠居城と云われ、一説には貞祥の隠居城とも云われている。


構造と感想
荒城は、荒山城とも云い、前山城の南、貞祥寺の裏山より一つ東の尾根上の標高781m、比高105mの小山に築かれている。西側600mに前山古城があり、その関連が指摘されている。
頂部に西面に低い土塁が付帯する34×21m程の主郭を置き、一段下がって二の郭が取り囲み、北東へ張り出した三の郭、これらの南東側斜面に4の郭、5の郭が続き、4の郭から北西斜面へ北と南から帯郭が回り込み延びている。
空堀や堀切、竪堀は見られず、郭面を広く確保しており、周囲の眺めも良く、隠居城らしい造りである。

道 案 内
中部横断道の佐久南インターを降りた佐久南I.C入口交差点を左折し国道142号に入る。国道142号を東に1.6km程行った跡部交差点で右折し国道141号に入る。国道141号を1.2km程南下した洞源湖入口交差点で右折し市道に入る。市道を南西に890m程行くと市道は右にカーブし、カーブ中で左折する。左折した15m程先で今度は右折し細い道に入る。少し行くと左手に貞祥寺があり、そこから590m程道なりに登って行った左手の小山が城跡である。小山の南側を東に入る農道があり、農道終点から西に登る尾根が階段状になっている。三の郭、二の郭、主郭と続く。

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北方への眺望                二の郭