亀山城  No16208−02 (かめやまじょう)       

主郭東方向 通路の堀切と土橋

城郭の概要                  
別  名 : 和田城か
所在地 : 砺波市増山字高津保理山
築城年 : 南北朝期〜戦国期
形  式 : 山城
遺  構 : 土塁、堀切、竪堀、土橋、虎口、
訪城日 : 平成24年11月2日

歴   史
南北朝期の「二宮円阿軍忠状」に登場する「和田城」にあたる見られている。この軍忠状によると、桃井氏の拠点であったが、合戦後の貞治元年(1362)から翌年にかけて二宮氏が城を守備していた。戦国期になると神保氏が城を修築し、佐々成政期には増山城の北の出城となったと見られている。

構造と感想
亀山城は、増山城と法花坊谷を隔て対面する標高133.1mの高津保里山に築かれている。東側には谷を挟んで孫次山砦があり、共に増山城の出城とみられている。
構造は、山頂に50mx25mの主郭を置き、南側に三段程の帯郭を付帯させ、西側の斜面には三本の竪堀を入れ、さらに通路は折り曲げ、堀切で狭めるなど、厳重な防御を施している。こうした遺構が良く見えて楽しめる城跡である。

道 案 内
北陸自動車道の砺波インターを降りて国道359号の東方向に入る。230m東進した太郎丸交差点で左折し国道156号に入り、北に1.4km程行った花園町交差点で右折し国道359号に入る。国道359号を東に5.1km程行った頼成北交差点で左折し県道11号線に入り、北に1.4km程行った権正寺交差点で右折し県道72号線に入る。県道72号線を東に450m程行った宮森交差点を直進し県道72号線に入り、さらに道なりに750m程行った宮森新交差点を直進する。宮森新交差点から70m程先の幼稚園手前で左折し北に道なりに1.7km程行くと和田川ダムがありダムを渡ると増山城駐車場がある。和田川ダムから遊歩道を登ると増山城から亀山城まで行ける。
なお、和田川ダムを渡らずに道なりに左カーブし160m程進むと和田川を渡り、渡った先で道は右に曲がり700m程行くと右手が増山城で、左手が亀山城の登り口である。

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城址碑                 竪堀                                                     

 
  堀切と土橋             登城口