武隈屋敷  No16204−04 (たけくまやしき)       

北虎口の桝形 東側土塁外面の石垣

城郭の概要                  
別  名 : 小菅沼城、武隈屋敷、小菅沼武家屋敷、
所在地 : 魚津市小菅沼 
築城年 : 戦国期
形  式 : 居館
遺  構 : 石垣、土塁、虎口、堀、
訪城日 : 平成24年11月3日

歴   史
武隈屋敷は小菅沼城とも呼ばれる武隈氏の屋敷跡で、松倉城の支城としの役割も担っていたと思われる。武隈氏は、室町時代に越中国新川郡の守護代であった松倉城城主椎名氏の家老であったとされ、椎名氏が滅亡したあともこの地に居住し、大正期に他県へ転居している。その後もこの地は昭和30年代まで生活の場となっていたようである。

構造と感想
屋敷跡は、金山谷から松倉城への途中にあり、一辺が60〜70mの長方形で、石垣が巡らされている。小菅沼地区には、この他にも土塁で囲まれた館址が存在しており、松倉城時代に支城や城館群が多数存在していたものと考えられている。
屋敷跡には、桝形虎口や土塁、土塁の外面を覆う石垣などが良く残っており、武家屋敷らしい佇まいを漂わせている。

道 案 内
北陸自動車道の魚津インターを降りて県道52号線の東方向に入り、2.1km程東進した石垣交差点を右折し新川広域農道に入る。広域農道を道なりに北西方面に進み4.1km程行った観音堂交差点で左折し県道33号線に入り、南方向に1.9km程行くと松倉小学校前に至る。そこで左折して県道67号に入り1.7km程道なりに進むと左手に武隈屋敷への案内板が出ている。そこで鋭角に右折し160m程進むとまた小菅沼城への案内板が出ており、そこで右手に進み30m程先のY字路を左手に入り、さらに道なりに400m程でT字路に至る。T字路で右折して360m程行ったY字路で右手に進み、その45m程先のY字路をまた右手に、その40m程先のY字路を再び右に入り、直ぐ右側に城跡の説明板が掲げられている。道路端に駐車できる。

TOPへ 戻る

 
東虎口              虎口脇土塁の石垣