広城 No30362−01 | (ひろじょう) |
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二の丸の石垣 | 東の丸の横堀折れ |
◆ 城郭の概要 |
別 名 : 高城、名島城 |
所在地 : 有田郡広川町名島 |
築城年 : 応永8年(1401) |
形 式 : 山城 |
遺 構 : 土塁、空堀、堀切、竪堀、石垣、虎口、 |
訪城日 : 平成28年5月14日 |
◆ 歴 史 |
応永6年(1399)の応永の乱後、足利義満の功臣畠山基国が紀伊の守護職に任ぜられ、大野城(海南市)に入ったが、まもなく二男満則に城を守らせ、自身は応永8年(1401)有田郡広川町名島に城を築き移った。これが広城である。居城を有田地方に移したのは、南朝方に忠節を尽くしていた湯浅氏や楠木氏の残党を見張るためだと云われている。 |
◆ 構造と感想 |
広城は、湯浅氏の湯浅城を北方に見下す標高135.7mの高城山に築かれている。高城山の頂部に本丸を置き、東側に延びる尾根の次のピークに東の丸を配した一城別郭の構造である。 |
◆ 道 案 内 | ![]() コンテナの向こう側が林道入口 |
湯浅御坊道路の湯浅インターを降りたT字交差点を左折する。西に向かって1.5km程行くと国道42号との別所北交差点に至る。そこで左折し国道42号を南に480m程行き広川を渡る手前で左折し川沿いの道に入る。150m先のY字路で左手の山沿いの道へと進む。山沿いを460m程行くと十字路があり、左手に果樹園用の林道が山頂まで続いている。終点の右手ピークが東の丸跡である。東の丸を囲う獣除けフェンスがあり、その南側中央付近に扉があり、それを入って直登する。 なお、林道は非常に狭く十字路の先の道路余白に駐車し、歩いて登るのが良い。 |
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![]() ![]() 東の丸の横堀折れ 横堀からの竪堀 ![]() ![]() 二の丸上段の虎口 腰郭の虎口 ![]() ![]() 腰郭の土塁 三の丸の土塁 ![]() ![]() 三の丸郭内 三の丸東側の土塁と窪地 ![]() ![]() 東端の堀切 西からの遠景 |