秋葉城 No29386−01 | (あきばじょう) |
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主郭の北東虎口 | 中央の堀切 |
◆ 城郭の概要 |
別 名 : 神末城 |
所在地 : 宇陀郡御杖村神末 |
築城年 : 天正年間(1573〜1592)初期 |
形 式 : 山城 |
遺 構 : 堀切、虎口、 |
訪城日 : 平成23年5月7日 |
◆ 歴 史 |
秋葉城は、伊勢の国司北畠氏家臣の新発内蔵亮が築いたと伝えられる。また、永禄元年(1558)に南朝方の村上義清の子孫と称する新坊春興が吉野から来住し、築城したともされる。なお、地侍の神末新房の拠った山城とも伝わっている。 いずれにしても城歴等の詳細は不明である。 |
![]() ![]() 主郭 北端の堀切 |
◆ 構造と感想 |
秋葉城は、奈良県の東端に位置し、北畠氏の本拠地である旧三重県美杉村と飯高町に接する宇陀郡御杖村神末に存することから、神末(こうずえ)城とも呼ばれ、北畠氏と関係が深い城とされる。 構造は、北と南の頂部を中心に連郭式に郭が配され、中央と両端に堀切を設けている。666.6mの三角点のある最高所が主郭で、北側に二段の段郭と細長い郭が続き中央の堀切となる。主郭の南側にも堀切を隔てて秋葉社跡の小郭と細長い郭と小段郭が構えられている。中央の堀切から北に二段の段郭を経て主郭と同規模のNHK中継塔のある北郭となり、さらに北に一段郭が続いて、鉄塔の建つ堀切となる。さらに北堀切の外側にも段郭の付帯する小郭が置かれている。 昼間も薄暗い谷を登り詰めると城跡で、下草は殆んどなく観察し易い城である。郭も綺麗に削平され、両サイドの斜面は急峻で、堀切も鋭く深いもので山城らしい要害となっている。 なお、谷を登り詰めるよりも右手の尾根筋を登った方が楽に登れるように思われた。 |
◆ 道 案 内 |
国道369号で宇陀市から御杖村方向に進み御杖村役場を過ぎて2.1km程行った大型の道路案内板がある所で左折する。250m程入った道幅の広い場所に駐車する。そこから右手の山に入る作業道を進み、行き止まりから谷筋を登り、途中から右手の尾根に出て、尾根筋を左手に登って行けば城跡に至る。 |
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