丸勘城  No26206−01 (まるかんじょう)       


城郭の概要                  
別  名 : 鹿谷城(ろくやじょう)
所在地 : 亀岡市稗田野町鹿谷
築城年 : 南北朝
形  式 : 平山城
遺  構 : 土塁、虎口、石積み
訪城日 : 平成21年9月26日

歴   史
北面の武士であった竹岡近江守為信が野武士となり、丸勘城に移り住んだとの史料が残る。竹岡氏は、明智光秀の丹波攻略により攻め滅ぼされたと伝承されるが、詳細は不明である。

構造と感想

民家裏の里山頂部に主郭を置き、東、南、西側を馬蹄形の帯郭が取り巻いている。さらに南側と北側に二段の腰郭が付帯している。北西部の登城口から腰郭に入り、右に90度曲って主郭北面の虎口から郭内へと入る。虎口両脇の切岸には僅かに石積みが残っている。また、腰郭の西側に土塁状の高まりが見られる。北東下方に空堀で区画された屋敷地があるようだ。
また、本来の城道は東側に流れる堀とされる用水路を渡る城戸口を入り、迂回に迂回を重ねて主郭に達する順路であったとされる。
なお、城跡は雑木や竹が密集しており、立ち入り難い状況になっている。


道 案 内
国道372号の亀岡運動公園前交差点から西に1.3km程行った国道佐伯バス停のある十字路で右折し北に入る。北100m程先の神社前の突き当たりで右折し、東に20m程行って左折する。後は北に道なりに1.3km程行った先のY字路で右に入り右側二軒目と三軒目の間を入って行くと小祠のある段郭に至ります。この右手側が主郭である。

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