No25525−06 武曽城 (むそじょう)       

西面の土塁と堀 南面の堀

城郭の概要                  
別  名 :
所在地 : 高島町武曽横山
築城年 :
形  式 : 丘城
遺  構 : 土塁、堀、
訪城日 : 平成24年12月2日

歴   史
横山城の支城で、佐々木氏庶流で高島七頭の一人で武曽横山を所領とした横山氏の城館とされる。横山氏は、近江国守護・佐々木信綱の二男・高信が高島郡に移り高島氏を称え、その孫・頼信が横山に移り住み横山氏を称えたことにはじまるとされる。横山下野守高長のとき、浅井長政に攻められ横山の本城と共に浅井氏の軍門に降った。そして、元亀3年(1572)には織田信長に攻められ降伏している。その後については不明である。

構造と感想
『日本城郭大系』には、武曽集落の氏神である日吉神社の北西背後の丘陵上に土塁と堀に囲まれた削平地を横に連ねた遺構が残っているとする。また、『滋賀県中世城郭分布調査報告書』には、城郭体系の山城とともに日吉神社南東の土塁が残る居館跡を報告しており、武曽城は居館と詰城からなる城郭であったようです。
居館は、武曽集落の東端付近で日吉神社の参道入口から150m程東に行った道路北側の資材置き場のような建物の裏手にある。藪の中に西面、北面、南面の明瞭な土塁と堀が残存している。北西角では折れが見られ、東面は斜面となっている。
しかし、遺構付近の竹の繁茂は激しく、郭内へは立ち入り難い状態である。   

道 案 内
国道161号高島バイパスを鴨で下り西方向に曲り県道23号線へ入る。県道23号線から県道295号線を西に4km走ると県道297号線に突き当たる。右折して県道297号線に入り、北に160m程行き左折し集落内に入る。坂道を左にカーブしながら140m登りた右手の資材倉庫裏手の竹薮が居館跡である。

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