No25521−08 石庭城 (いしばじょう)       

小字中手のL字状土盛り痕 墓地付近の土盛り

城郭の概要                  
別  名 :
所在地 : マキノ町石庭
築城年 : 室町期
形  式 : 平城
遺  構 : 土塁
訪城日 : 平成25年5月5日

歴   史
田屋氏の家臣(城山の家来)で土豪の寺井貞利なる人物がいたと伝えられ、石庭城は、同氏の居城と推測されているが、詳細は不明である。

構造と感想
石庭城は、知内川の支流で堀切川と称される石庭川が北面に流れる石庭集落内に比定されている。集落中央の小字中手にL字状の土盛りを伴う竹薮があり、土盛りの南面外側にかつては長方形の沼地があったと伝えられ、土盛りに並行する溝跡が60m程北に伸びており、この位置に居館があったと想定されている。
しかし、現在のL字状の土盛りは、耕作で僅かな痕跡しか残っていない。それよりも集落南東端の墓地付近の土盛りがより土塁のように思える。

道 案 内
国道8号の木之本IC口交差点から敦賀方面の西方向に6.5km程行った塩津交差点で左折し国道303号に入る。国道303号を8.1km程走ると国道161号との野口交差点に至る。野口交差点を左折して国道161号に入り、今津方面に7.8km程行った沢ランプで高架を下りて直ぐの県道335号線の沢交差点を右折する。北に280m程北上した信号交差点を左折し県道287号線に入る。県道287号線を道なりに1.8km程行った農業公園の建物を越えた直ぐの十字路を左折し西に向かう。700m程道なりに進むと右手に石庭草の根会館があり駐車させていただく。その170m先のバス停の左手奥の畑に土盛り痕がある。
なお、墓は、草の根会館の少し手前左手である。

TOPへ 戻る