No25504−05 沓掛西砦 (くつかけにしとりで)       

堀切 主郭の南方向

城郭の概要                  
(南東尾根の土塁
別  名 :
所在地 : 西浅井町沓掛
築城年 :
形  式 : 山城(標高212.1m)
遺  構 : 土塁、堀切、竪掘、
訪城日 : 平成25年10月13日      

歴   史
郷土史家である笹木久増氏は、著書『賤嶽史蹟伝説』に於いて、天正期の賤ヶ岳合戦の時、羽柴藤吉郎秀吉方の「沓掛山砦・明石与四郎則實五百人」とあるのが、この砦に該当するのではと推測されている。
それ以外の城歴の詳細は、不明である。

構造と感想
沓掛集落の西側は、大川が南流し、並行して国道8号が走り、その国道より西には山地がせまっている。沓掛西砦は、上(北)の集落の山裾に鎮座する神明社に向け、南から北方向に張り出した尾根の先端部に築かれている。自然の鞍部を活かし堀切で尾根続きを遮断し、城内側に土塁を伴った南北約30m×東西約20mの主郭を構えている。主郭から南東に伸びる支尾根には、細長い三段の削平地が続き、上二段の北面には土塁が築かれている。
なお、堀切の城外側も細長い削平地が見られる。

道 案 内
国道8号の木之本IC口交差点から西に国道8号を11.1km程道なりに行った沓掛バス停の左手側に神明社が鎮座し、その背後の丘陵上が城跡である。神明社の向かって右側の林道を180m程入り、左側の獣道から堀切に向け登る。

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