No25502-5 小山舘 (おやまやかた)       

表(南)門と脇石垣 北側の土塁

城郭の概要
別  名 :
所在地 : 伊香郡木之本町小山
築城年 : 室町期
形  式 : 平城(居舘) 
遺  構 : 土塁、横堀、虎口
訪城日 : 平成22年2月11日

歴   史
小山(伊吹)氏の舘跡である。

構造と感想
舘自体は、一町四方規模で三方に土塁と堀跡が残る。西側の土塁は、高時川の氾濫で削り取られ、現状は断崖になっている。南側に表門、東側に裏門が開き、いずれも平入り虎口である。
近世初頭の状況を示すと思われる屋敷図には、舘を中心に郭内・堀の内・堀の外の三つの区域から構成される村落形態が示されており、在地領主中心の村落のあり方を伝えるものとして知られ、城下町の原形とも云われている。
表門の冠木門に土塁の両脇を石積みで固めた風景は、在地領主の権勢や格式を今も感じることが出来る佇まいである。

道 案 内
国道8号の木之本IC口交差点から東に540m程行った木之本交差点を右折し、南に1km程行った千田北交差点を右折する。ループ状の高架を登り国道303号に入り、東に900m程行った田部東交差点を右折する。国道365号へ入り、南に430m程行った田部交差点を110m程越えたT字路で左折する。県道281号へ入り、東に1.6km程行って右折し、県道332号へ入って南に510m程行ったT字路を左折する。東に410m程行き右折し、北に290m程行くと正面が舘跡で、駐車は館の東側にある会議所前にできる。

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