No25484-3

八木浜舘

（やぎはまやかた）

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門と石塁

堀と石垣

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◆ 城郭の概要
別　 名 ： 中村氏屋敷
所在地 ： 東浅井郡びわ町八木浜
築城年 ： 戦国期
形　 式 ： 平城(居舘)
遺　 構 ： なし
訪城日 ： 平成22年2月11日	主屋

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◆ 歴 　　史

八木浜の土豪中村氏の屋敷跡である。 家伝によれば伊予河野氏の出で､初め越智姓を名のっていた。当地に来てからは､浅井氏に仕えたと云われ､江戸時代には井伊家(彦根藩)の代官をしていた。現在も地元では､当家を屋号で｢市右衛門｣と呼ぶ。他に｢代官屋敷｣と称するのは､この歴史的背景によるとされる。 ｢淡海小間攫｣には､｢八木浜村､当村ﾆ中村市右衛門ﾄ云人ｱﾘ､元祖ﾊ幸野市右衛門ﾄ云ｼ由､志津ｹ嶽一戦ﾉ時､秀吉ﾖﾘ感状玉ﾊﾘｼﾄ云､後孫帯刀ﾄ云人有ﾄ云｣と記されている。

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◆ 構造と感想

北側に堀川とそれに沿っての石積み､中央に船着場の石段､西側に石積みの土居と門､東側に堀と石積みが残る｡南側の屋敷境の遺構は､認められない。 主屋の南に展開する4反余りの空地は､｢馬場｣と呼ばれている。また､北西隅の小屋は､｢馬小屋｣と伝えられている。 葦葺きの主屋は風格があり､旧家の趣一杯である。

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◆ 道 案 内

県道37号線の長浜ＩＣ口交差点を西に道なりに4．3ｋｍ程行った湖岸相撲町交差点で右折し､湖岸道路に入ると左手には琵琶湖が広がる。湖岸道路を北に道なりに4．2km程行き左手に八木浜漁港がある所で右折する。そこから集落内の道路を200ｍ程東に行った右手が屋敷跡である。

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