No25481−26 当目館 (とうめやかた)       

土塁 土橋状通路

城郭の概要                  
別  名 :
所在地 : 浅井町当目
築城年 :
形  式 : 居館
遺  構 : 土塁、一騎駆け、堀切、
訪城日 : 平成23年8月25日

歴   史
集落南東部には村山氏が、北西部には草野氏が居住したとの伝承が残る。

構造と感想
旧浅井町の東部に位置する当目集落は、草野谷を下る草野川が平野部に出て大きく流路を西に向ける付近の北岸に営まれる集落である。集落の三方は山が馬蹄形に囲み、前面の南側が開け堀の名残りの水路、さらに南に草野川が流れる地形をしている。
この集落の南東部に北と東を山で囲まれ南と西を堀と切岸で区画された一画があり、北面の一部に土塁が残存し、東の尾根上には日高神社砦が築かれており、土塁を伴う小削平地や土橋状通路、東面の急峻な斜面など防御の構えが見られる。この一帯が村上氏の館跡と伝承される。
また、集落の中央部の公会堂前に蛇行する土塁が残っていたようであるが、現在は跡形もないが、この付近一帯が草野氏の館跡と伝承される。
なお、砦跡の存在や南面の堀の名残であろう水路が流れ、集落全体が防備された里城であったと想定されている。

道 案 内 堀の名残であろう水路
県道37号線の長浜IC交差点から東に3.6km程行くと国道365号の国道東上坂交差点に出る。その交差点を左折し、国道365号線を北西に2.9km程進んだ草野川橋北詰交差点で右折し、草野川沿いを道なりに2.1km程北上すると当目橋北詰信号交差点に至る。左折し150m程北進すると道端が広くなり、駐車できる。そこから水路沿いを東に入ると村上氏の館跡、道路を北上すると公会堂に至る。                          
        

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