No25481-24 太田館 (おおたやかた)       

中段の東面切岸 高台

城郭の概要                  
別  名 :
所在地 : 浅井町太田
築城年 :
形  式 : 居館
遺  構 : 櫓台、土塁、切岸、横矢掛かり、
訪城日 : 平成23年8月25日

歴   史
佐々木南北諸士帳に「太田」として城館の存在を記しているが、城主名は記されていない。

構造と感想

下段の南部に所在する草野谷館
(犬上郡八町城主赤田氏の浅井領出張屋敷)
永禄〜天正年間の門

旧浅井町の東部に位置し、草野川西岸に営まれた集落で、背後には急峻な山地が迫っている。その山地から張出した微高傾斜地を整形し、住居が建ち並び、通路や切岸などで三区に区分されている
光信寺敷地や中段は切岸が発達し、下段の外縁は堀跡と思われる水路が囲繞している。下段の東面中央には両横矢のように西へ半月状に入り込んでいる。中段の北西隅には山地から南東方向に舌状高台が張出し、上部は三段に削平され、最上段の東側には山地から坂土塁が伸び、その外側は急斜面となる。この高台は櫓台で、中段が主郭、下段が外郭の砦と見ることができ、ほぼ集落と重なり「里城」のようである。
地籍図によると、高台に「西屋敷」、中段中央部に南屋敷、中段東側の一画に「中屋敷」の地名が残る。


道 案 内
県道37号線の長浜IC交差点から東に3.6km程行くと国道365号の国道東上坂交差点に出る。その交差点を左折し、国道365号線を北西に2.9km程進んだ草野川橋北詰交差点で右折し、草野川沿いを道なりに6.1km程北上すると左手に「健康パークあざい」があり、その500m程先の十字路を左折し、90m程西進したY字路を左手に入る。50m程行くと光信寺前に至る。右に折れて北西に150m行った突き当たりの左手上方が櫓台跡である。

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