No25481-23 西村館 (にしむらやかた)       

西村館の門 居館の南東隅部

城郭の概要                  
別  名 :
所在地 : 浅井町西村
築城年 :
形  式 : 居館
遺  構 : 土塁、石積み、堀跡、切岸、
訪城日 : 平成23年8月25日

歴   史
中世の城館遺跡であるが、詳細は不明である。

構造と感想

旧浅井町の東部に位置し、草野川西岸に営まれた集落で、背後は急峻な山地が迫っている。
集落内は三段の平坦地に整形され、それぞれの段に住居が建ち並び、天満宮や公会堂、現西村家を含む一帯が城館跡とされる。
南端の現西村家屋敷地の東側は約1.5mの落差で落ち込み、その下に水路を通し遮断している。また、南には幅約1.5m、高さ約1mの土塁が残存している。さらに天満宮、公会堂の建つ地区も、傾高地の張り出し部と思われ、東側は約2mの落ち込みを見せ、その北側にも切岸を持つ突出部が存する。城館部の北端は、西から東に流下する河川を天然の堀する防禦の構えをとっている。
なお、背後の山尾根に一部切岸を伴う削平地や土橋状の地形が存在し、砦の可能性が指摘されている。


道 案 内
県道37号線の長浜IC交差点から東に3.6km程行くと国道365号の国道東上坂交差点に出る。その交差点を左折し、国道365号線を北西に2.9km程進んだ草野川橋北詰交差点で右折し、草野川沿いを道なりに6.1km程北上すると左手に「健康パークあざい」があり、その500m程先の十字路を左折し、大きく右にカーブしながら集落内を560m程進むと天満宮下に至る。天満宮から南へ約120m間が館跡である。

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