No25481−22 尊野城 (そんのじょう)       

土塁 大日池

城郭の概要                  
別  名 :
所在地 : 浅井町尊野
築城年 :
形  式 : 平地城館
遺  構 : 土塁、堀跡、
訪城日 : 平成23年8月25日

歴   史
近江国小間攫に「尊野村、古此所ニ伊藤太兵衛ト伊藤小兵衛等ノ武士居住セリト云、宅地ノ跡残レリ」とある。また、佐々木南北諸士帳にも「尊野村、住 伊藤斉六、同住 同太兵尉、同住 同小兵尉」とあり、土豪の伊藤氏が居住していたと記されている。

構造と感想
現在の集落を眺めると水路や道路により大きく8区画に分割できる。中央の東から西に「東の口」「東屋敷」「中屋敷」一区画とんで「西屋敷」「西の口」の地名が残る。東屋敷の北西隅に土塁が、中屋敷の東側と南側に折れの入った水路が見られる。また、中屋敷の南の区画も四囲を水路で囲繞され、屋敷地とされる。
なお、集落の南東端に大日池と呼ばれる水源地があり、伊藤氏は用水の管理権を有した土豪であったか。この大日池には、織田信長に焼き討ちされた内保の頂泉寺の本尊である大日如来を尊野の住民が、この池に避難させたとの伝承が残っている。

道 案 内
県道37号線の長浜IC口交差点から西に330m程行った山階町東交差点を右折し、県道271号線を北に3.7km程行くと北陸自動車道の下を通り抜ける。北陸自動車道から400m程北進したT字路で右折し、760m程東進すると尊野集落の法音寺に突き当たる。右に50m程の所に東西方向に流れる水路に折れがあり堀跡とされる。

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