No25481−12 | 草野城 | (くさのじょう) |
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東城の段郭 | 西城の石垣 |
◆ 城郭の概要 | ![]() 西城の城址碑 |
別 名 : | |
所在地 : 浅井町鍛冶屋 | |
築城年 : | |
形 式 : 山城(標高200m) | |
遺 構 : 土塁、空堀、石垣、 | |
訪城日 : 平成26年3月23日 |
◆ 歴 史 |
城歴等の詳細は不明であるが、東草野村と上草野村を結ぶ草野道を監視する城砦か。 |
◆ 構造と感想 |
草野城は鍛冶屋より七廻り峠を越えて伊吹町吉槻に通じる草野道の左手、集落背後の山中に所在する。 遺構は、段丘状のテラスを2本の空堀と谷で仕切り、背後は箱堀で遮断している。東城は、梯郭式で、頂部は東西約40m、南北約15mの方形で、南斜面に4〜5段の帯郭ないし犬走りが構築されている。北側背後は巾約18mの浅い箱堀とし、東面は谷の急斜面、西面は空堀を穿ってる。頂部には土壇を築き石の祠が置かれている。空堀を挟んで西城となり、頂部は東西約35m、南北約20mの方形をし、周囲に石積みと犬走が設けられている。東と南面は急斜面となり、西側に三段の平坦地が続き、空堀となる。頂部の石積みは、野面積みで状態良く残っている。 なお、この城砦の東側の山中に指南越え(七廻り峠に向かう道より東南方向へ分岐する道)を扼する出雲砦、七廻り峠の南北に城砦遺構が存在し、それぞれに関連していたと推測されている。 巾18mの箱堀は余りにも浅く、堀の役割を果たせたのか疑問に思える。 |
◆ 道 案 内 |
県道37号線の長浜IC交差点から東に3.6km程行くと国道365号の国道東上坂交差点に出る。その交差点を左折し、国道365号線を北西に2.9km程進んだ草野川橋北詰交差点で右折し、草野川沿いを道なりに4.7km程進むと川の両岸に住宅が建つ鍛冶屋集落に至る。右折して橋を渡り最初の十字路で右折する。集落内の道路を420m程進むと左手から谷川が合流する所に至る。谷川を渡って直ぐ左折し、林道を170m程入った左手に古びた橋が架かっている。車を降り徒歩で橋を渡り、上方の蛭子神社前を東に通り抜け、100m程で城跡である。 |
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