No25481-11 高山舘 (たかやまやかた)       

大谷川沿いの切岸 本郭の観念寺

城郭の概要
別  名 :
所在地 : 東浅井郡浅井町高山
築城年 : 室町期
形  式 : 平城(居舘)
遺  構 : 郭、堀切、切岸、
訪城日 : 平成22年4月25日

歴   史

詳細は不明であるが、この字より高山右近を輩出したとの伝承が残る。


構造と感想
南側の堀
観念寺を中心として、その北側に大谷川に沿って切岸が発達するとともに、南側は小河川を伴う長い凹地で空堀状になっている。また、西側へは、観念寺のある上段に三段の帯郭が設けられ、各段とも先端を切り落とし切岸としている。
三方を河川に囲まれた扇状地で、自然地形を利用して容易に落差のある切岸が設けられ、防御に適した場所である。しかし、背後に明瞭な防御施設がない。また、現況地形から明瞭な舘城遺構と思えるものは見当たらない。

道 案 内
県道37号線の長浜IC交差点から東に3.6km程行くと国道365号の国道東上坂交差点に出る。その交差点を左折し、国道365号線を北西に2.9km程進んだ草野川橋北詰交差点で右折し、草野川沿いを道なりに8.2km程北上すると高山集落で、集落中央の高山橋を渡った正面の高台に観念寺があり、その辺り一帯が舘跡である。

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