No25464-4 顔戸山城 (ごうどやまじょう)       

頂部の郭 案内図

城郭の概要
別  名 :
所在地 : 坂田郡近江町顔戸
築城年 : 不詳
形  式 : 山城(標高250.3m) 
遺  構 : 郭、犬走り、土塁
訪城日 : 平成22年2月21日

歴   史
詳細は不明である。

構造と感想
大字顔戸の背後にそびえる日撫山の最頂部に異形な三角形の郭と犬走りが設けられ、南西下方に2段の郭状削平地が存在する。郭の東側は急峻な鞍部となっており、自然地形で尾根筋を防禦している。

当砦からは、東の日光寺山砦・多和田山城を望み、南は箕浦城・西円寺城・地頭山城・鎌刃城・太尾山城・佐和山城・磯山城と云った境目の城が見渡せ、西は飯村の嶋氏舘や若宮氏舘から琵琶湖、北は小谷城が望め、「狼煙台」的な役割としては最高の立地で、大きな役割を果したであろうとされるが、どの城館の砦であったかは不明であるが、近辺一帯の城館にとって不可欠な砦であったとされる。
なお、中世城郭分布調査の概説では、頂部の南西に2段の段郭があり、その西下方20mに堀切とその竪堀が設けられ、そこまでを城域と説明しているが、堀切遺構は見当たらない。縄張図でも南西に6段の段郭を表記し、堀切とその竪堀は描かれておらず、内容に齟齬がある。


道 案 内
国道21号の米原IC口交差点を西に2.1km程行った西円寺交差点で右折する。国道8号に入り北に1.1km程行った顔戸南交差点で右折し、東に840m程進んだ双葉中学校手前西側の路地に左折する。路地を北へ230m程行った日撫神社の鳥居をくぐり、未舗装道を220m程進んだ日撫神社本殿手前(左奥)に説明板と登り口があり、徒歩で山道を登り尾根筋に出たら右手(東方向)に行けば砦跡に至る。

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