No25464-3 多和田哨砦 (たわだみはりとりで)       

北の砦(竪堀と竪土塁) 南の哨砦(背後の堀切)

城郭の概要
別  名 :
所在地 : 坂田郡近江町多和田
築城年 : 不詳
形  式 : 山城(標高138.2m) 
遺  構 : 堀切、土塁、竪土塁、竪堀
訪城日 : 平成23年4月24日

歴   史
詳細は不明である。

構造と感想

北の砦(下段の土塁)

多和田哨砦は、大字多和田の西域高尾山の東麓、小字明後谷の舌状尾根先端の斜面にある北の砦、もう1ヶ所小字入谷の舌状尾根上にある南の哨砦からなる。
ここは千石坂の峠を通り山東町に抜ける要路に面し、現在では消失したが、砦と峠道の間に幅8m、南北450mに及ぶ大土塁が設けられていた。
北の砦は、山裾少し上の斜面に二段の削平地があり、北側を竪堀と竪土塁で、南側を竪堀で防御し、下段の周囲に土塁を廻らしている。
南の哨砦は、東に突出した台地状尾根にあり、背後の鞍部に堀切を設け、二ヶ所のピークを削平し、その間に小堀切を設けているが、遺構は甚だ不明瞭である。
なお、砦前面の大土塁は規模が余りに大きく、近隣の大字日光寺や新庄、能登瀬に築かれているものと併せて検討する必要があるとされる。


道 案 内
南の哨砦(削平地
国道21号の米原IC口交差点を西に490m程行った北陸自動車道を越えて直ぐのT字路を右折する。北に510m程行った集落内の十字路で右折し、県道246号を東から北に道なりに2km程進んだ児童遊園前のT字路を左折する。西に120m程進んだ山裾で右折し農道に入り、すぐ左手西側の舌状尾根上に哨砦跡が、さらに500m程北に行った十字路を左折、西側前方の舌状尾根麓に砦跡がある。
              
           

TOPへ 戻る