No25464-02 | 多和田城 | (たわだじょう) |
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中峰の神籠石碑 | 中峰北中央部の石塁 |
◆ 城郭の概要 |
別 名 : |
所在地 : 坂田郡近江町多和田 |
築城年 : 不詳 |
形 式 : 山城(標高315m) |
遺 構 : 石垣、石塁、竪堀、堀切、土塁、 |
訪城日 : 平成23年4月24日 |
◆ 歴 史 |
詳細は不明である。
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◆ 構造と感想 | ![]() ![]() 南峰の西腰郭の土塁 |
近江町の東端、大字多和田の背後、米原町と山東町との境に位置するカブト山は、主として北峰・中峰・南峰からなり、北峰から尾根が北と西の二方に延び、南峰も西南と西に尾根が張り出しており、馬蹄形を呈し多和田集落を囲んでいる。 この三峰とその鞍部に石塁や石垣を構築した特異な遺構があり、神籠石説、朝鮮式山城、高地性集落説、渡来人集落説、戦国期狼煙砦説等々が提唱されている。 特に、中峰遺構(醒ヶ井列石遺構)は、頂部を取巻く南北約153m、東西長径約55m、短径約31mの長楕円形をし、東西側2ヶ所で列石が途切れた状態になっている。 南峰遺構は、龍宮社のある郭の北側に幅1m高さ60cmの土塁が約30mある。その南東頂部の郭には、人頭大の石灰岩で塁を築き、横矢掛りも随所に設けている。 北峰遺構は、尾根道沿いに段郭、堀切、長土橋が見られ、一部に石積みや石列が確認できるが、明瞭な遺構ではない。 しかし、岩が露出や散乱しおり、内部を機敏に動くことは難しく、これで城郭なのかと疑問に思わる遺構である。
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◆ 道 案 内 | ![]() 中峰遺構の平面図 |
国道21号の米原IC口交差点を西に490m程行った北陸自動車道を越えて直ぐのT字路を右折する。北に510m程行った集落内の十字路で右折し、県道246号を東から北に道なりに1.2Km程進んだ「多和田」バス停付近で右折する。東に180m程行った突き当りを左折し、北に100m程進んだ大宝神社付近で駐車する。神社の南の道を東に100m程行った「かぶと山ハイキングコース」の案内板から入山する。なお、神社内からでも登れる。 |
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