No25461−16 小田城 (やないだじょう)       

妙覚寺 土塁が残る竹林

城郭の概要                  
別  名 :
所在地 : 山東町小田
築城年 :
形  式 : 平城
遺  構 : 土塁、堀跡、櫓台
訪城日 : 平成23年12月3日

歴   史
小田城の城歴など詳細は不明であるが、佐々木大原氏の初代・重綱の庶流である竹腰氏の居館と考えられている。

構造と感想
小田城は、東草野谷を南流した姉川が、谷を出て西へ流れを変える付近の左岸(南側)に舌状に張出した台地上に形成された小田集落内に位置している。大原荘の水利の要である出雲井で取水された姉川からの用水を守るための城館と考えられている。
小田集落の北面は7m近い比高差を、南面は出雲井から引き込んだ水路を外郭ラインとしている。郭内には西屋敷と東屋敷が設けられていたようで、それぞれに土塁や堀跡が部分的に残存している。
妙覚寺と児童公園付近が西屋敷で、その東側の道路を隔てた一帯が東屋敷である。東屋敷は、東面に垂直に切落した台状地を設け、西面は1m弱切落とし、切落とし部に横矢掛かりも設けられており、こちらが本郭のようである。
しかし、現地に立つと遺構の残りは極一部で、全体の縄張りを想像するのは難しい。

道 案 内
県道37号線の長浜IC口交差点を東に3.6km程行った東上坂交差点で右折する。国道365号に入り南東に3.7km程行った野一色交差点(六差路)で直角に左折し、県道40号線に入る。北東に700m程行った小田バス停付近の道路左手側が城跡である。

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