No25461−14 高屋城 (たかやじょう)       

北西郭の城址碑 北西郭北端の空堀

城郭の概要                  
別  名 :
所在地 : 山東町柏原
築城年 :
形  式 : 山城(標高430m)
遺  構 : 土塁、空堀、竪堀、
訪城日 : 平成24年4月8日

歴   史
城歴等の詳細は不明であるが、京極道誉の弟・五郎左衛門貞満が高谷(高屋)氏を称しており、同氏に関係する城か。

構造と感想
南西郭東面の竪堀状の二重堀
高谷城は、二つの尾根の間に堀が延び、両側を削平し郭としているが、この造りは近くの河内(猪鼻)城によく似ており、両城には何らかの関連があったのではないか。また、築かれた時期も同時代のように思える。
東側と西側の二つの尾根の間の南北方向の谷部に二重堀が約150mも蛇行しながら続いている。西側は「B」の字に西面を切岸で東面を堀で区画され、北西郭に城址碑が建てられている。東側は西面が堀、東面が堀と切岸で区画され、中央部の凹地を挟み南北に削平の手が入っている。中央の凹地の東西面は土塁となっており、低位に位置するが、当城では最も平坦である。その他の四か所は共に削平が不完全で平坦性に欠ける郭となっている。
なお、城域には殆ど岩石を見かけないが、一ヶ所だけ石が集中しているが、虎口部であり、虎口構造に関連したものか。

道 案 内
北東郭の西面堀底に散乱する石
国道21号米原IC口交差点を東・大垣方面に5.7km程行った梓河内交差点で右折し、直ぐ名神の下をくぐる。そのまま南に200m程行った十字路(左手に案内板が立っている。)で左折する。その先は林道稗谷線で、直ぐに道は大きく左にカーブし、次ぎに右へのU字カーブとなる。U字カーブを出た所にゲートがあるが施錠はされていない。そこから林道を4km程登っていくと左手に八講師城の案内板がある。その先の分岐を左手に進み、分岐から900m程下った右手に竪堀が道路脇まで落ちてきている。道端に駐車場し、その竪堀を登り切ると城跡である。
     

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