No25461−13 本郷城 (ほんごうじょう)       

本郷公民館前の城址碑 荒尾神社

城郭の概要                  
別  名 : 黒田屋敷
所在地 ; 山東町本郷
築城年 : 鎌倉末期
形  式 : 居館
遺  構 : ー
訪城日 : 平成23年12月3日

歴   史
坂田郡黒田庄並びに伊香郡の黒田等を領した黒田氏の居館跡である。
黒田氏は、京極満信の子・宗満(弘安元年(1278)〜延文2年(1357))が、近江国伊香郡黒田村に住し、黒田判官と称したのが始まりとされ、この黒田庄にも屋敷があったと伝わり、現在も御屋敷と呼ばれる一帯がある。
黒田庄の由来は、長岡庄の南半が黒田氏の領地であったことに因み、黒田庄と称するようになったとされ、黒田氏がこの地を離れた後は、黒田氏一族の荒尾氏が居館としたようである。
なお、黒田氏は、藤原氏より出たとする説もあるようである。

構造と感想
屋敷跡は、大字本郷字荒尾・上香・小路にあったとされ、現在は荒尾神社、賀茂神社お旅所、公民館運動場等となている。東西約100m、南北約100m四方で周囲を水路が取り巻いている。遺構は、公民館前に御屋敷址の石碑があるのみで、神社に土塁跡があるとされるが見つからなかった。
本郷には、もう一つ館跡があり、字下屋敷に比定されのが、堀氏館跡である。姉川合戦に際し、国境守備に築かれた長比砦の守将であった堀次郎秀村の館跡である。

道 案 内
国道21号の米原IC口交差点から国道21号東に4.0km程行った一色交差点で左折し県道19号線に入る。北西に980m程行った所の十字路で斜め右に入り、北に60m程入った集落内の十字路を右折する。東に浄休寺、公民館、神社と連なっている。本郷公民館から荒尾神社までが館跡とっされる。

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