No25461−12 箕浦氏館 (みのうらしやかた)       

古井戸 菩提寺

城郭の概要                  
別  名 :
所在地 : 山東町柏原字今川
築城年 : 室町時代初期
形  式 : 居館
遺  構 : 井戸
訪城日 : 平成23年12月11日

歴   史
箕浦氏館は、京極道誉が中山道監視のために、その将である箕浦次郎左衛門を置いた所である。箕浦氏は、京極氏の重臣で、近江源氏山本判官義定の孫・義明が東山道と北陸道の分岐する要衝の地である箕浦庄に移り、箕浦冠者義明と称したことに始まる。箕浦次郎左衛門は、その子孫で、爾来、江戸期の慶安年間(1648〜52)に安芸国・浅野家に仕え当地を離れるまで、柏原に在住した。

構造と感想
箕浦氏館は、街道警備が役割とされ、中山道沿いの柏原宿歴史館と向かいあった位置に存し、間口、奥行きとも約100mで四囲に堀、土塁、石垣をめぐらし、本丸、二の丸の構えがあったとされる。
昭和33年まで跡地には柏原小学校があり、四囲に石垣が残っていたようであるが、現在は消失し古井戸が残るのみとなっている。

道 案 内
国道21号の米原IC口交差点から東・大垣方面に7.5km程行った島津神社前交差点を左折し、北に230m程行った十字路で右折する。旧中山道に入り、北東に320m進むと左手に柏原宿歴史館があり、歴史館前で南東に入る細い道へと右折する。35m程入った右手に古井戸と石碑があり、そこが館跡である。

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