No25443-10 腰越の城 (こしごえのしろ)       

主郭西側の堀切 主郭中核部山頂

城郭の概要
別  名 :
所在地 : 多賀町佐目
築城年 : 不詳
形  式 : 山城(標高423.1m)
遺  構 : 堀切、塹壕、竪堀、
訪城日 : 平成22年4月11日 

歴   史
「淡海温故録」に犬上郡多賀町佐目に明智光秀伝説の存在が記されている。また、佐目集落の南東端に位置する十二相神社の正面に明智屋敷(通称:十兵衛屋敷)の伝承地がある。これらの伝説に関連する中世城郭と推測されるが、詳細は不明である。

構造と感想 十二相神社の石仏・五輪塔
新発見の城として紹介された本城は、佐目集落の東方(標高425.1m)のピークに位置する。その北が尾根続きであるが、北端は標高389.7mの鞍部にある往旧の峠道に向け急斜面で落ち込んでいる。
主郭部は東西約36mで両端に堀切が設けられ、さらに北東に第二郭が石灰岩の露頭を交えながら約130mに亘って続いている。また、主郭西にも段郭と帯郭が続いており、城域は全長約240mにも及んでいる。西下方には2ケ所の出郭も確認されている。
緩斜平地で郭と云えるのか疑問がであるが、堀切や竪堀からは城郭遺構に思えるが、新発見の城跡であり今後の調査・研究を待ちたい。

道 案 内            
名神彦根ICを出た国道306号の原町交差点を東の多賀方面に道なりに5.4km程行った国道306号の多賀交差点で左折する。東に道なりに6km程行って佐目集落南東端の十二相神社を目指す。十二相神社の背後の尾根筋を北東に700m程登るとピークの主郭に至る。

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