新発見の城として紹介された本城は、佐目集落の東方(標高425.1m)のピークに位置する。その北が尾根続きであるが、北端は標高389.7mの鞍部にある往旧の峠道に向け急斜面で落ち込んでいる。
主郭部は東西約36mで両端に堀切が設けられ、さらに北東に第二郭が石灰岩の露頭を交えながら約130mに亘って続いている。また、主郭西にも段郭と帯郭が続いており、城域は全長約240mにも及んでいる。西下方には2ケ所の出郭も確認されている。
緩斜平地で郭と云えるのか疑問がであるが、堀切や竪堀からは城郭遺構に思えるが、新発見の城跡であり今後の調査・研究を待ちたい。