新発見の城として紹介された本城は、青龍山の東にある竜円山城と南にある籠城山城の中間に位置する城郭遺構であるが、二つのピークにそれぞれ郭を設けている。北の尾根続きは浅い堀切で処理されている。
全体に削平は甘く緩斜平地で郭と云えるのか疑問がであるが、斜面に穿たれた多数の竪堀は、よく防御を固めているように思える。
また、西下方には山寺跡と思しき大きな削平地があり、真宗本願寺派の「どうじょう」の跡や敏満寺の僧坊の跡とされるが、新発見の城跡であり今後の調査・研究を待ちたい。
No25443-08 | 倉谷・籠城山城 | (くらのたに・ろうじょうやまじょう) |
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竪堀 |
◆ 城郭の概要 |
別 名 : |
所在地 : 多賀町敏満寺 |
築城年 : 不詳 |
形 式 : 山城(標高211.1m) |
遺 構 : 竪堀、土壇、竪土塁、土抗、堀切、 |
訪城日 : 平成22年3月14日 |
◆ 歴 史 |
詳細は不明である。 |
◆ 構造と感想 |
新発見の城として紹介された本城は、青龍山の東にある竜円山城と南にある籠城山城の中間に位置する城郭遺構であるが、二つのピークにそれぞれ郭を設けている。北の尾根続きは浅い堀切で処理されている。
全体に削平は甘く緩斜平地で郭と云えるのか疑問がであるが、斜面に穿たれた多数の竪堀は、よく防御を固めているように思える。 また、西下方には山寺跡と思しき大きな削平地があり、真宗本願寺派の「どうじょう」の跡や敏満寺の僧坊の跡とされるが、新発見の城跡であり今後の調査・研究を待ちたい。 |
◆ 道 案 内 |
名神彦根ICを出た国道306号の原町交差点を東の多賀方面に6.2km程行ったSL公園前の紫雲苑への案内板があるところで左折する。後は道なり山道を紫雲苑に向かう。紫雲苑手前80m程の右手谷筋から登り、尾根に出て左に尾崎に向かうと竜円山城で、そこから左に回りこむように次のピークを目指し進んでいくと20分程で倉谷・籠城山城に至る。 |
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