No25424-03 東円堂城 (とうえんどうじょう)       

南西角の城址碑 南郭西側の土塁

城郭の概要
別  名 :
所在地 : 愛知川町東円堂
築城年 : 不詳
形  式 : 平城(居館)
遺  構 : 土塁
訪城日 : 平成22年7月10日     

歴   史

「江州佐々木南北諸士帳」に東円堂 住 佐々木隋兵 浅見仙八、鳴瀬宗兵衛、杉本旧弥、元亀の合戦で討死す 同弟勘二郎、(中略)、愛知四郎 と記されている。
また、「大洞弁天当国古城主名札」には、「東円堂城主 名字不知」とあり、廃城は比較的早かったが、江戸時代には城跡の存在した伝承が伝えられていた。
これらの近世史料から在地土豪の城館と考えられている。


構造と感想
 南郭南側の土塁
明治6年(1873)の「東円堂村地券取調総絵図」で村の中央に瓢箪形をした区画が認められ、そのクビレた部分に堀幅程度の長方形の水田があり、元は水堀が貫通していたと思われ、北郭と南郭から成る複郭の構造と考えられている。
北郭は東西45m、南北60m、南郭が東西55m、南北80mを測り、現在、南郭の南西部に土塁が残されているが、相当に改変されており、見る影もない。
                                      

道 案 内            
名神彦根ICを出た国道306号の原町交差点を西に770m行った国道8号の外町交差点を左折する。国道8号を南に13.2km程行った御幸橋北交差点を左折する。県道213号線に入り、東に460m程行ったY字路を左斜めに進む。道なりに1.4km程行き右手の理髪店を30m過ぎた変形の十字路で右折し集落内に入る。集落内を290m程南進すると左手に城址碑が建てられている。その北東側が城跡である。

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