No25424-01 市村城 (いちむらじょう)       

中間の土塁 西側の土塁

城郭の概要
別  名 :
所在地 : 愛知川町市
築城年 : 不詳
形  式 : 平城(居館)
遺  構 : 土塁、横矢掛かり
訪城日 : 平成22年5月9日     

歴   史

「近江愛智郡志」によると、足利末期に市村家は豊後守を宗家とし、四郎兵衛家、八郎右衛門家、右衛門家の四家があったとされるが、その他の詳細は不明である。


構造と感想
市村城の遺構は、市集落の北辺に土塁が残されている。この土塁は、東西75m、西端で南へ20m屈曲し、中央で南へ30m屈曲している。少なくとも2つの方形区画の存在が推認できる。また、北西部では土塁にL字状の屈曲が認められ、戦国時代後半に出現、発達した横矢掛かりで、軍事的に発達した姿を示すとして評価されている。
なお、南西部の願宗寺付近にも土塁と空堀があり、同族の屋敷が集落内に散在していたと見るか、一つの城と見るかで、城域の広さが大きく異なってくる。

道 案 内            
名神彦根ICを出た国道306号の原町交差点を西に770m程行った国道8号の外町交差点を左折する。国道8号を南に11.1km程行った長野交差点で左折し、県道28号に入る。東に300m程行った沓掛交差点で右折し、90m程先のY字路を左方向に、次の70m程先のY字路を左方向に進む。その先450m程行った十字路を左折し、北に200m程行き小さな十字路を左折する。西に50m程進めば左手に土塁が見える。

TOPへ 戻る